農大生が「ゆめぴりか」の栽培を学ぶ

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 十勝管内本別町にある北海道立農業大学校の稲作経営専攻コースの1年生9人は8月5日、JA新すながわ奈井江支所で「JA新すながわにおける良食味米生産に向けた取り組み」についての研修を受けた。 
 この研修は、8月3日から3日間にわたって行われる第1期集中講義の一環で、滝川市の花・野菜技術センターを拠点に、同センターのほか上川農業試験場など6か所でいろいろなテーマについて学ぶもの。
 JA新すながわでは空知農業改良普及センター中空知支所の藤原昭博主査や同JAの室井文博米穀畜産課長、同校を卒業して奈井江町内で営農する堀政博さん(第22期卒、45歳)と杉本雄馬さん(第23期卒、43歳)が対応した。
 藤原主査と室井課長は「ゆめぴりか」栽培へのこだわりや、高度クリーン米生産組織の「カエル倶楽部」の取り組みについて説明。堀さんは「家族経営では親が先生だ。農大の先生はそれ以上の知識を持っているのでたくさん吸収して」と語り、杉本さんは「農大で得た仲間は大きな宝」と自らの経験を話した。
 学生からは「これまで営農した中で最大の失敗は何か」や「経営規模の上限は何ヘクタールと思いますか」などの質問が出され、二人は丁寧に回答していた。
 研修を受けた愛別町の伊藤大さん(19)は、「高校を卒業したばかりなので、今は目標を探している段階。在校中に見つけて帰りたいと思う。いろいろな人から刺激を受けて感性を磨き、日本の農業を盛り上げて行きたい」と抱負を述べた。

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