神社に「ゆめぴりか」のしめ縄

共通

 奈井江町の森博明さん(85)は28日、「ゆめぴりか」の稲わらで作った巨大しめ縄2本を奈井江神社に奉納し、本殿と鳥居に取り付けた。しめ縄は森さんと妻の静子さん(80)、長男夫婦の4人で約2か月かけて作った。
 今年は雨が少なく良い稲わらを確保できた。約10a分の稲わらを1ヶ月かけて乾燥、選別。直径が20センチを超える束を3本を使い、1本に練上げた。「最後の練り上げが一番大変で、みんなの協力がなければ難しいという。
 完成したしめ縄は長さ約7メートル、重さ約70キロ、最も太い部分は直径70センチを超える。この日は森さんら8人の氏子が同神社に取り付けた。
 森さんは、しめ縄の作り手が高齢のため引退したことなどを機に、幼いころ父親が納屋の中でしめ縄を作っている姿を思い出して制作を開始。作り方などを参考にするため、全道各地の神社を回った。
 これまで20年連続で同神社に奉納しており、「20年も続けられたことに驚いている。体力も落ちてきているので来年以降はどうなるかわからないが、元気な限り作り続けたい」と思いを込める。

タイトルとURLをコピーしました