JA新すながわは6日から、奈井江町のJA施設で水稲種子の温湯消毒を始めた。約110戸の生産者が使用する「ゆめぴりか」など8品種約31トンの種子を消毒する。
作業はJA職員が最大3交代で行う。種子を5キロごとに小分けし、消毒機にセットして自動で60℃の湯に10分、6℃の水に4分浸した後に脱水する。
消毒した種子は当日の午後から生産者に渡すため、早朝からの作業になる。6日は、3品種980kgの種子消毒作業を行った。
JAの室井文博米穀課長は「設備導入から7年目を迎え、生産者には温湯消毒のメリットが浸透してきた。現在は地区内水張り面積の7割ほどだが、将来的には全面積分を行いたい」と話す。
作業のピークは10日ころで、28日まで続く予定。