JA新すながわで7月29日、2021年産タマネギの共同選果が始まった。昨年より2日早い開始になった。前日までに集荷した極早生品種「SN-3」のコンテナ7基分を選果。20kg箱で350ケースを札幌市場へ出荷した。
選果場の稼働に当たり、藤原鉄雄玉ねぎ販売委員長(62)は従業員10名に向け、「体調に十分留意して作業を行ってほしい」と挨拶。JAで今年導入した粗選別機について「今までは値段の高い時期に出荷したかったが、それぞれ粗選果に時間を取られていた。これからは収穫に専念できるようになり、負担も軽減される」と期待する。
JAの小野友幹主幹は「干ばつの影響で小玉傾向、量は前年より若干少なめだが品質は良い。正確な選果に心掛け、生産者の努力に報いたい」と話す。
選果作業は来年3月まで続き、約19万7千ケース、3億9百万円の取扱高を目指している。