北海道米「ゆめぴりか」の美味しさを産地単位で競う初の「ゆめぴりかコンテスト」が12月9日、札幌市で開催されました。全国的に新品種が相次いで登場する中で、産地が生産技術や食味を競うことで「ゆめぴりか」のブランド力を高めることが狙いです。道内7地区の予選を勝ち抜いた代表が出品し、最高金賞は空知地区代表のJA新すながわが受賞いたしました。
このコンテストは生産者や道内JAなどで作る「北海道の新たなブランド形成協議会」と「北海道米販売拡大委員会」が主催したものです。
100トンの出品が参加条件で、地区代表を選ぶコンテストには45JAが参加しました。
審査では研究者や実需者らの8名が7地区の代表の米を食べ比べ、出場者が地域の特徴や栽培の熱意を記載した「PRシート」も評価の参考にしました。
最高金賞のJA新すながわは、特別栽培米に力を入れ、高品質にこだわっていることをアピールしました。
審査委員長を務めた北海道大学の川村周三教授によると「硬さと粘りのバランス」評価されたとのことです。また、千野米穀店の徳永善也代表は「冷めてくると味が際立ったものがあり迷ったが、食味では新すながわが良かった」と評されました。
新すながわの「ゆめぴりか」は最高金賞を示すシールを貼り、12月下旬から道内の販売店で数量限定で販売されます。
【日本農業新聞より引用】