水稲種子温湯消毒始まる

農業関連

 4月6日から奈井江町のJA施設で水稲種子の温湯消毒を開始した。
 約110戸の生産者が使用する「ゆめぴりか」など7品種約31トンの種子を消毒する。
 作業はJA職員が最大3交代で行い、種子を5キロごとに小分けし、消毒機にセット。自動で60℃の湯に10分、6℃の水に4分浸した後に脱水する。
 消毒した種子は当日の午後から生産者に渡すため、早朝からの作業になる。
 JA営農課の奥原主幹は「今年は4月9日から11日がピーク。お湯による消毒なので、農薬の使用を回避でき、コスト面を含め生産者にはかなり浸透してきた。将来的には水張面積の8割を目標にしている」と話した。
 作業は27日まで続く予定。

春香先生
春香先生

 水稲の種子は「籾殻」に入ったままの状態で苗床に植えます。植える前に「消毒」を行いますが、「薬剤」を使う方法と「お湯」を使う方法があります。どちらを使うかは農家が選択しますが、お湯を使うと農薬の使用回数を減らすメリットがあります。
 消毒した種子は、4月20日ころからそれぞれの農家で苗床に蒔かれます。

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