JA新すながわは12日、令和4年産米の受入れを始めた。
奈井江町のライスターミナルに特別栽培米や高度クリーン米を含む「ゆめぴりか」272㌧を受け入れた。昨年より6日遅い始まりとなったが、初日としては過去最高の受入れ量となった。
受入れ開始にあたり米穀畜産課の室井文博米穀畜産課長は「あせらず事故の無いように心がけてほしい」と従業員に注意を呼び掛けた。
奈井江町高島で約21㌶の水稲作付けをする㈱稲十の稲垣直樹代表は、10日刈り取った「特別栽培米ゆめぴりか」12㌧を出荷した。稲垣さんは「去年の胴割れ粒を意識し今年は水質管理に気を配った。防除も適期に行えたので病害虫も少ない。整粒も良く、タンパク値も低そうなので、品質の良いお米ができたと思う」と語った。
奈井江町では9月に入ってから好天が続き一斉に稲刈りが始まった。受入れ初日は全量タンパク値6.8%以下で低タンパク米の基準をクリアし、好調のスタートとなった。
同JAでは10月中旬まで9900㌧の受入れを予定している。