苗生産組合解散

　ＪＡ新すながわ苗生産組合(奥山一俊組合長)は1月13日、総会を開き、２０２１年度の活動をもって解散することを決定した。総会にはJAの佐々木孝一組合長ら来賓を含め８名が出席。
　奥山組合長は「本日をもって解散となる。総会では皆さんの思い等を語ってほしい」と挨拶。
　ＪＡの佐々木組合長は「長年にわたり組織を維持してきたことに深く感謝したい。コロナ禍による家庭菜園の需要が高まる中、ＪＡの組織変更により販売場所を提供できなくなり大変申し訳ない」と話した。
　同組合は旧砂川市農協時代の１９９０年に組合員３名で発足。トマト、キュウリ、ナスなどの苗をJA資材店舗に卸し、合併後はＡコープないえ店でも販売した。近年はホームセンターなどの影響で苗の販売が落ち込み、２１年で砂川資材店舗での販売を終了した影響もあり、発足から３２年間にわたる活動を終了した。
　組合員からは「農家以外の地元の人との接点が減って寂しい」という声が聞かれた。
　解散後は、それぞれの生産者が砂川ハイウェイオアシス館の「そらいちマーケット」などで販売する予定。