ゆめぴりかの稲わら 大しめ縄に

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 空知管内奈井江町の森博明さん(82)は28日、「ゆめぴりか」の稲わらで作った巨大しめ縄4本を奈井江神社に奉納し、本殿と鳥居3か所に取り付けた。
 しめ縄は森さんと妻・静子さん(78)、長男・謙一さんと妻・理恵子さんと約2か月かけて作った。
 10アール分の稲わらを女性2名が約1カ月かけて乾燥、選別。直径が20センチを超える3本を使い、1本に練上げた。
 完成したしめ縄は長さ約7メートル、重さ約70キロ、最も太い部分は直径70センチを超える。この日は森さんら7人の氏子が同神社に取り付けた。
 森さんは、しめ縄の作り手が高齢のため引退したことを機に、幼いころ父親が納屋でしめ縄を作っている姿を思い出して制作を開始。作り方などを参考にするため、全道各地の神社を回った。
 これまで19年連続で同神社に奉納しており、「今年は稲刈り時期に雨が多かったが、例年になく良い稲わらを確保できた。作る過程で家族の協力は不可欠。元気な限り作り続けたい」と思いを込める。

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